11月18日、毎月恒例となった地域公開講座を開催しました。
今回のテーマは、「ユマニチュード(認知症に優しいケア」と言語聴覚士による「活舌力+話す力を鍛えて健康度アップ」でした。
集まってくださった方々は、いつもお邪魔している地域の「ふれあい喫茶」の参加者、地域公開講座に毎回来てくださる常連さん、当法人のリハビリディサービスをご利用されている方とそのご家族様、研修医、社会福祉協議会のコーディネーターさん、まちづくりセンターのスタッフさん、グループホームの入所者さんなど、性別も年代もバラバラの約20名でした。
まず、認知症ケア・ユマニチュード推進部門の藤原部長による講演のあとで、
「難聴と認知症は、関係があるのかな? 最近、耳が聞こえにくくなってきていて、何回も聞き直すのが嫌で適当に受け答えしている。」と深刻な面持ちで質問がありました。
藤原部長からは、「受け答えによっては、認知症と判断されてしまう場合もあります。補聴器をつけてちゃんと聞こえるようにしておいた方がよいですよ。」との回答があり、質問者にほっとした表情がみられました。
こんなふうに、その場で困ったことなど聞けるのが地域公開講座の特色なのかと改めて感じました。
もう一人の講師である平松言語聴覚士は、言語聴覚士の中でも珍しい「音声障害」に携わってきていて、ボイストレーニングなども得意です。
今回の講座では ①口腔体操 ②早口言葉 ③腹式呼吸 ④肋骨呼吸 ⑤あくび・ため息法 ⑥ハミングの方法を紹介されました。
いつもカラオケを歌っている方も、普段あまり声を出すことのない方も、グループホームに入所されている方も一緒に声を出してトレーニングを行いました。
最後に全員で「四季の花」を歌いましたが、「いつもより綺麗な声で歌えたみたい♪」と皆さんにピッカピカの笑顔が見られました。
社会福祉協議会やまちづくりセンターの方からも「楽しかった~。褒め上手なので、すっごく自己肯定感が高まりました~。地域でも是非やってほしい。出前教室できますか~?」との声もあがっていました。
次回12月16日(月)14時からは、南港病院グループに勤務しているアロマセラピストによる「アロマの力で輝く毎日を」で、実際にアロマを使ってのセルフケアも行います。
1年の締めくくりに癒しと輝きをプラスしてくださいね。お待ちしています。
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