治験推進室
円滑な治験の実施、治験を知って頂くための啓蒙活動を行っています。
治験とは、臨床試験の略称で、みなさんが病気になった時に飲んでいる「くすり」は、誕生するまでに多くの患者さんのボランティアによって、この臨床試験が行われ、長い研究開発期間を経て情報を集め、国から承認を受けることで「くすり」になります。
国から「くすり」として承認を受けるために、さまざまな試験を実施し、効き目の確認と安全性の評価が行われ、最後の段階で健康な人や患者さんのご協力を得て行われる治療のための臨床試験を「治験」といいます。治験の継続的な取り組みによって、患者さんご自身に、あるいは将来の患者さんに、よりよい治療を提供することができることになります。
当院で実施した治験の中には現在みなさまが服薬している「くすり」も多数あります。
治験の計画・内容が、治験審査委員会で審査され、審査が通った場合にのみ実施が可能となります。
※治験審査委員会は治験の依頼を受けた病院とは利害関係の無い人、医薬の専門外の人も加え組織されている必要があります。
これらの厳しい状況の中で治験は実施されます。こういったことをコーディネートし、円滑に治験を推進することで社会に貢献するのが私たち、治験推進室の役割です。
南港病院・南港クリニックでは2005年より外部の臨床研究コーディネーター(CRC)と協力しながら今日まで治験を実施しております。
また治験以外にも市販後調査、医師主導型臨床研究など幅広く実施しております。