理事長挨拶・クレド
ごあいさつ
こうあるべきというこちらの考えを相手に押し付けず、笑顔で患者様の想いをお聞きし、その想いに添う治療を提供していく事が、大切だと考えています。
良好な治療結果を提供するためには、原因を指摘するだけではなく、患者様やご家族と一緒に考え、相手を肯定し、共感しながらコミュニケーションを深めていくことが大切です。最近ではチームでかかわる「オープンダイアローグ」に注目しています。対話を続け広げ、深めることを目指し、「その人の世界」を大切にします(ナラティブアプローチ)。
私たちは「笑顔を作る」いう理念を大切にしています。
スタッフの人間力を高めるために常にユニークな取り組みにチャレンジし、笑顔で日本一の職場を目指して参ります。その取り組みの一つとしてユマニチュード(人間らしく)研修を全員が参加し日常での実践に努めています。
最後に、ジョギングや水泳など各種スポーツを奨励し、仕事と並行して運動を継続しやすい職場環境および体制づくりに取り組んでいきたいと考えています。
私自身、2012年(53歳の時)に宮古島ウルトラマラソン(100km)を完走し、トライアスロンのトレーニングも始めました。走ることを通して得た出会いや経験から、スポーツは健康だけでなく人間力も高めるものであると実感しています。
今後、スタッフの健康的活動をサポートする取り組みをグループ全体に広げていきます。アスリートのスタッフを募集します。
社会医療法人三宝会 理事長
社会福祉法人健成会 理事長
南港病院 総院長
三木 康彰 Yasuaki Miki
~自分たちが作り上げたものが何十年も形として残るような~
私は昭和34年生まれです。北加賀屋1丁目の実家から西成区の津守幼稚園に通っていました。当時の新なにわ筋には「三宝線」という路面電車が走っており、私はそれに乗って通園していました。それが「三宝会」という法人名の由来です。その後、帝塚山学院小・中学校に進学し、岡山の高校で3年間寮生活をして川崎医科大学に入学しました。
「人をつくる 体をつくる 医学をきわめる」が大学の理念で、私は寮生活をしながら、勉学と共に、テニスに明け暮れていました。
高校生の頃には「自分たちが作り上げたものが何十年も形として残るような建造物」を作る事に憧れ、建築家になりたいと思っていた時期もありましたが、病院の創設者である父の姿を見て、幼い頃から父の後を継がねばならないという気持ちを抱いていたのです。そんな想いもあり父の出身である大阪大学医学部第一外科に入局しました。
これまで外科医として研鑽してきましたが、病院や患者様のニーズに合わせて麻酔科や内科診療もしています。2006年から心療内科の外来(学会認定医)もしています。
認知症だと判断されていた患者様が抗うつ剤で元気になったというケースもあり、心の苦しみにも気を配ることを大切にしています。高校生の頃の憧れであった「自分たちが作り上げたものが何十年も形として残るような」という思いを南港病院の運営を通して実現していきたいと考えています。
経歴
1959年3月26日 | 大阪生まれ |
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西成区津守幼稚園 帝塚山小中学校 入江塾(伸学社)川崎医科大学付属高校 | |
1984年3月 | 川崎医科大学卒 |
1984年 | 大阪大学医学部第一外科入局。教室勤務 |
1984年 | 大阪府立羽曳野病院外科(医員)勤務 |
1986年 | 大阪厚生年金病院外科(医員)勤務 |
1988年 | 大阪大学医学部第一外科教室(以後2002年まで研究生)勤務 |
1990年 | 日生病院外科(医長)勤務 |
1992年 | 東大阪中央市民病院外科(医長)勤務 |
1993年 | 社会保険紀南綜合病院外科(医長)勤務務 |
1996年 | 医療法人三宝会南港病院 理事就任/外科(医長)勤務 |
2002年 | 南港病院 院長就任、社会福祉法人健成会副理事長就任 |
2005年 | (社会)医療法人三宝会理事長就任 社会福祉法人健成会理事長就任 |
2023年 | 南港病院 総院長就任 平野東図書館前病院 院長就任 |
専門分野および担当
外科学一般、乳腺・消化器外科、乳癌検診、麻酔科、心療内科、緩和ケア。
また、身体疾患だけではなく、一般的な精神疾患にも対応する病院総合医を目指している。
ジオン注射による痔核治療。
禁煙外来・肥満外来。
自立訓練法、交流分析、認知行動療法。
認定医などの資格
大阪大学医学博士
日本外科学会指導医、日本消化器外科学会 認定医
日本乳癌学会認定医、乳腺認定医
日本麻酔科認定医
日本医師会認定産業医、府医師会指定学校医
日本心療内科学会認定医
アンガーマネージメントファシリテーター
子どもの心の診療
日本医師会認定健康スポーツ医
ICD(インフェクションコントロールドクター)認定
所属学会等
日本外科学会
日本乳癌学会
日本麻酔科学会
日本プライマリーケア連合学会
日本心療内科学会
日本緩和医療学会
日本ホスピス在宅ケア研究会
日本産業精神保健学会
日本抗加齢医学会
日本病態栄養学会
日本小児科医会
主な研究内容、著書・論文等
外傷、乳癌、胃癌、腹腔鏡手術などに関する研究論文(11編)
・三木康彰、角村純一など
腹部鈍的外傷における腹腔鏡検査の有用性 日本消化器外科学会雑誌 29,2210-2214,1996
・Miki Y, Iwase K, Kamiike W,et al
LAPAROSCOPIC CHOLECYSTECTOMY AND TIME-COSE CHANGES IN RENAL FUNCTION.
The Effect of the Retraction Method on Renal Function.
Surgical Endoscopy,11,838-841,1997
クレド
「かかわるすべての人を幸せにするために」
困っている人がどうして欲しいのか、考えて判断し、行動しよう
愛と笑顔で素晴らしい優しさをとどけよう
01.患者様の隠れた願望を先読みし、行動します (患者さんや家族の立場に立って考え、行動に移そう)
意識しなければ、こちらの立場や都合で判断してしまいがちです。
患者さんに私たちのファンになってもらうために、相手の気持ちを想像して行動しましょう。
02.身だしなみに注意し、笑顔を絶やさず静かに魅力的に振る舞います
静かな環境はとても大切です。すれ違うときでも笑顔を忘れずにいてください。静かさを意識しましょう。
03.道を尋ねられたら必ず立ち上がってその場所までご案内します
親切丁寧な対応をするととても感謝されます。
04.病院内にどんな問題があるか、汚れやゴミもいつも注意します
パブリックスペースは美しく清潔にしましょう。古くても美しさを維持していきましょう。
05.無駄遣いをなくし備品の丁寧な扱いを心がけ全員で資産を守ります
医療関連の備品は高価な物が多いので、感謝して丁寧に大切に使用してください。
06.正しい敬語を使い丁寧な対応を心がけます
敬語や謙遜語は得意な人に聞いて、お互いに勉強して身につけていってください。
時々、入社試験にある問題などにチャレンジしてみてください。
07.職員同士の友達言葉や大きな声などにはお互いが注意を払い、静かな雰囲気作りを心がけます
患者さんが私たち医療者に期待している姿を、俳優のように演じましょう。
凜としたすがすがしい雰囲気の職場にしましょう。
08.お名前を添えて「三木さんおはようございます、三木さんお大事に」と心からのご挨拶をします
患者さんは名前を覚えてもらうとうれしいと思います。
お大事にしてくださいという言葉は心から相手を見て言わなければなりません。
何か困ったことがあったらいつでも連絡くださいねという想いを込めて。
09.苦情にはその場で誠意ある対応をします
すぐに関連部署に伝達し全スタッフで対応します
自分にできる範囲で対応します。周囲のスタッフは、先ほどは至りませずと声をかけ、対応してください。
10.常に個性と多様性を尊重し、肯定的な対応をします(アンガーマネージメント)
いろいろな人がいます。その人にとって大切にしていることは様々です。その人にマッチした対応をしましょう。
職場でもイライラしている人や批判や悪口を言いながら仕事をしている人を見かけますが、お互いをケアし合い白衣の天使を諦めない楽しい職場作りをしましょう。
11.責任の所在が明らかな電話・メール(メッセージなど)のマナー向上をします
自分の部署と名前を伝えましょう。