社会医療法人 三宝会 南港病院

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冬のとっておきニュース!えっ? 冬になると「骨折」が増える!

  • 栄養科
  • 地域にでていくケアをしよう
2024/12/26

ご存じでしょうか? 実は、冬は骨折が多くなる季節なんです。
寒さで身体が縮こまると、つい転びやすくなったり…。
特に骨がもろくなる病気「骨粗鬆症( こつそしょうしょう)」は、
年齢を重ねるほど注意が必要になってきます。


寒い季節も健康に! 「骨」を強くする栄養素をご紹介。

骨粗鬆症の患者さんの80%以上が女性といわれていますが、
これは閉経を機に女性ホルモンが減ることが関係しています。しかし、男性でも80歳以上の約20%の方が骨粗鬆症になるといわれているため、年齢を重ねるほど男女関係なく注意が必要です。
少しの工夫で健康な体を維持していきましょう。

  • カルシウム
    • 骨や歯を作るのに必要な栄養素。体重の約1~2%を占めています。血流を維持したり、筋肉を動かしたりするなど、さまざまな働きをもっています。
  • ビタミンD
    • 強い骨をつくり、血液中のカルシウム濃度を一定に保ちます。紫外線に当たることで体内でも作られるため、30 分~ 1 時間の日光浴がおすすめです。
  • ビタミンK
    • カルシウムを骨に定着させ、骨が作られるのを促す働きがあります。また、ケガなどをしたときに傷口の血を固めるという役割も担っています。

わかって食べたら、もっとおいしい。骨粗鬆症にいい【食材】コレクション

チーズ
カルシウムだけでなく、手軽にたんぱく質も補給できるすぐれもの。カロリーが高いので、摂り過ぎには注意が必要です。


東北では、鮭の旬は冬。ビタミンD に富み、たんぱく質やアスタキサンチンなど抗酸化物質も含み、若々しい身体を作ります。

ブロッコリー
11 月~ 3 月にかけて旬を迎えるため、今がおすすめ。ビタミンKやA、C、B2、葉酸など多くのビタミンを含む優秀な野菜です。

まいたけ
きのこ類はビタミンD や食物繊維を含んでいます。特にまいたけは免疫力を活性化させるβグルカンも多く、風邪の予防に効果的。

ほうれん草
ほうれん草は冬が旬。夏に収穫されるものと比べると、なんと3 倍もの差が。ビタミンK をはじめ、鉄分も多く含んでいます。

【ワンポイントアドバイス】
たんぱく質の摂取量が少ないと骨密度が低下してしまうので、毎食、片手の平に乗るぐらいの量を取り入れましょう!

なお、このブログ記事でご紹介した内容は、南港病院が運営する住吉公園汐かけ横丁屋台村内の「めばえキッチン」の「季節のめばえ通信」でもご紹介しています。
ぜひ、実際に足を運んでみてください。

南港病院 栄養科 大野

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