社会医療法人 三宝会 南港病院

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脳卒中の予防について。

  • 看護部より「身体拘束ゼロを目指して」
2024/07/18

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の木部です。

今日は脳卒中予防についてお話します。
私たちヒトの脳は成人で1200 ~ 1500g の重さがあり、これは体重の約2 ~ 2.5% を占めています。体重のわずか2%の重さにも関わらず、エネルギーの20%を消費します。「脳は大食漢」と言われるのはこのためです。胃は空腹でもしばし耐えることができますが、脳は絶えず血液が流れ、少しでも途絶えると脳機能に影響を及ぼします。

脳卒中とは脳血管に障害が起こる病気の総称で、脳血管が詰まる「脳梗塞」と脳血管が破れる「脳出血」、「くも膜下出血」があります。脳血流が破綻することで脳細胞に酸素や栄養が供給できず、脳機能に影響が生じます。脳卒中による影響は脳の障害部位や程度によって異なりますが、一般的に以下のような症状が現れることがあります。

  • 麻痺:身体の一側(右側または左側)がうまく動かせない状態になる場合があります。
  • 言語障害:話すことや理解することが困難になる場合があります。
  • 感覚障害:感覚の鈍さや、しびれを感じることがあります。
  • 認知機能の低下:記憶力、判断力、集中力の低下がみられることがあります。

脳卒中の発症は生活習慣と密に関連しており、予防には日常生活を見直すことが必要です。以下に日本脳卒中学会・日本脳卒中協会の脳卒中予防十か条をご紹介します。健康診断で指摘を受けた方、症状の自覚がある方は病院での受診をお勧めします。