同居している義母が認知症になったことをきっかけに、認知症に関する研修会やテレビ番組などを見るようになり、その中で「認知症のこ平野東図書館前病院では昨年9 月の運営継承以来、「身体拘束ゼロへのチャレンジ」を行いました。9 月介入時にはミトン13 名、抑制帯8名、4 点柵18 名、抑制着2 名(重複あり)といった状況でした。それが3 か月後には身体拘束ゼロとなり、しかも経鼻経管栄養を受けていた患者様3 名は経口摂取ができるようになり、2 名は歩行可能に、 1 名は車椅子で自走できるようになりました。これらは、すべてユマニチュードに基づくケアを実践した結果です。
私たちがユマニチュードをのケアを行う際の原則として、「立つ」ことを重視しています。「立つ」ことで身体のさまざまな生理機能が十分に働くようになるのです。ユマニチュードによる身体拘束ゼロへのチャレンジを通じて、患者様の秘めた力を発揮させることができたように感じました。
身体拘束は患者様だけでなく、ご家族様にもつらい思いをさせています。他の病院に入院されている患者家族様が、私たちの「身体拘束ゼロ」のホームページをご覧になり、当院への転院を希望する電話がありました。
身体拘束がゼロのなったことがゴールではなく、これからも患者様・ご家族様のためにユマニチュードに取り組んでいきたいと考えています。
平野東図書館前病院 看護部 勤続16 年2 か月
平野東図書館前病院
https://hiranohigashi-lib-hp.jp
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