私は現在、回復期リハビリテーション病棟に勤務しており、認知症の患者様と関わることが多々あります。ご自宅と異なる環境下で、自分が「どこにいるかわからない」など、不安な発言もしばしば見られます。その際の対応として、私は「ユマニチュード」を意識するよう心がけています。ユマニチュードとは優しさを伝える技術であり、その基本となるのが「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4 つの柱です。
私はまず、必ず患者様の名前を呼ぶ、目線を合わせて優しいトーンで話す、短く簡潔に話すことから始めました。簡単なことのように思えますが、これらを現場で徹底するのは難しいです。
ユマニチュードと取り組み、自分の考えや行動を改めました。患者様に1 人の人間として大切にされているという安心感を持ってもらうことを目指しています。そして、穏やかな気分になっていただくことを願っています。回復期リハビリテーション病棟は在宅生活への橋渡しとなる存在なので、患者様のやる気や笑顔を引き出し、より充実した入院生活をおくれるよう、これからもユマニチュードと関わっていこうと思っています。
回復期リハビリテーション病棟 看護師 勤続6 か月
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