「今まで培ってきた介護技術で足りない部分があるのか?」
研修を始める前はこのような疑問があったのが事実でした。
しかし、4日間の研修受講後、認知症の方に対するケアのあり方を考え直さないといけない点をより深くまで見つけることができました。
見る・話す・触れる・立つをユマニチュードの哲学と、それに基づく技術で行うことで
ケアをする人にとっては自身の身体を守り
受ける人にとっても安心し周辺症状が落ち着く効果
を実習で明らかな変化をみる事ができ、どちらにも価値のあるケアの技法と確信することができました。
法人の理念である【笑顔で素晴らしい対応と優しさ】を今まで漠然と行っていた面もありましたが、ユマニチュードの技術・哲学を学ぶことで自分の中でマッチしたように感じました。
今後しらなみ全体で取り組んでいき、利用者にとっても満足、職員にとっても働きたくなるような職場を目指し、同法人だけでなく、他法人からも注目されるような職場を目指したいです。
私含め9名が研修を受けることができ、まだ現在は小さな波ですが今後大きく反響して法人全体がさらなる成長に繋がるよう行動していきたいと思います。
健成会しらなみ 和田 健太郎
介護部長、統括管理者、施設長をはじめとして、しらなみ、中加賀屋、南加賀屋のグループホームのスタッフが参加しました。
研修に参加したスタッフ9名は、ユマニチュードの哲学と知識だけではなく、立位、オムツ交換、移乗の技術など明日から実践できる多くの技術を学びました。
振り返りの会では、ユマニチュードの4つの柱を5つのステップで相手に届く実践を行い、ケアを受ける人とケアする人との関係性を築くことの大切さについて語られていました。
実践研修の中では、スタッフの関わりで、普段は発語がなく反応に乏しい入居者様の覚醒レベルが上がり、しっかり開眼されていました。また、開口しにくくミキサー食をすするように摂取されていた入居者さまが、研修4日目には大きく口を開けて食事を摂取される様子もみられました。入居者さまの反応はスタッフの笑顔にもつながっていました。
今後は、この学びを一人ひとりが介護部全体に伝授し、入居者様の心に届くユマニチュードの実践を行っていきます。
推進プロジェクトチーム 認知症看護認定看護師 藤原 香子
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