今回は、救急救命士の菅原氏による「緊急時に役立つ心肺蘇生やAEDなどの応急手当の基本」を行いました。応急手当として「止血」処置では、まず傷口を水道水で洗い、きれいなガーゼや布で傷口を直接押さえ、心臓より高く持ち上げる事、止血にティッシュや輪ゴムを使用しないこと。
続いての「指の欠損」では、欠損してしまった指を医療機関に持参する方法のレクチャーもありました。実際に人差し指をドアに挟み、切断寸前になったとお話くださった参加者もいらっしゃり、少し曲がった指先を見せて頂きました。さらに「骨折」に関しては、外来村長師長からの説明を受けて、三角巾の使い方をみんなで実演しました。
なお、三角巾がない場合には、買い物袋でも代用できるようです。
マネキンを使った心肺蘇生の練習は、道に人が倒れていたことを想定して
①周囲の安全を確認した後に、
②意識の確認として「大丈夫ですか?」と肩をたたく事を行いました。こちらも本番さながらに、マネキンに向かって真剣に呼びかける姿は見ていて胸があつくなりました。
③助けを呼ぶ場面では、「AEDをもってきて!」「119番お願いします」と本番さながらでした。
④呼吸の有無を確認した後、
⑤胸骨圧迫では、1分間に100~120回のテンポで2分間続けて行う練習をしました。早い動きなのですぐに手が疲れていました。
⑥AEDの操作も実際に行ってみて「離れてください」の音声には緊張感が漂いました。
参加者された方々から、「この辺ではどこにAEDが置いてあるんやろ?」や「子供用AEDもあるんですか?」などの質問もあり、いざという時に役立てたいという気持ちが伝わってきました。
第2部の「ユマニチュード(認知症に優しいケア)」では、矢部施設長によるご家族をモデルにした例え話は、わかりやすく会場は一変して和やかな雰囲気に包まれました。
次回2月17日(火)14時からの地域公開講座は、「認知症の方とのコミュニケーション」でみっちり認知症ケアを行います。皆様のご参加をお待ちしています。
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