中加賀屋のグループホームを舞台に開催される「みんなの家カフェ」。今回のみんなの家カフェは“夏祭り”のような心躍る内容、縁日と大正琴の演奏という二本立てでした。
グループホームでの「縁日」というと施設の職員が行うものがほとんどですが、みんなの家カフェでは入居者さんがスタッフとして運営されることに特徴があります。
今回は、いつも地域のふれあい喫茶でお世話になっている方々が参加くださり、入居者さんも「今日は私たちがおもてなしする番、いつものご恩返しができる」と張り切っていました。
縁日で提供されたメニューは、かき氷、チョコバナナ、たこ焼き、焼きそば、カレーと盛りだくさん。入居者さんたちは、その場で氷かきをしたり、たこ焼きを焼いたりと職人さながらの活躍をされていました。中には、「まさかこんなにたくさん来てくれるとは思わなかった。手が疲れた~。」と、フル回転に嬉しい悲鳴をあげていました。
ゲーム会場には、モグラたたきやコイン落としといったコーナーがありました。モグラたたきでは、参加してくれた子供たちがぬいぐるみを持ってモグラ役として飛び入り参加。キャーキャーと賑やかな声がフロア内にこだましていました。その微笑ましい光景に地域の方も、入居者も「子供がいたら活気が出るね。来てくれてうれしいね」と喜んでくれました。
アロマコーナーでは、いつもお世話になっている地域の方々へ、アロマ担当スタッフがケアを行っていました。「草引きして日焼けした手だから恥ずかしい」と最初は手を見せることを躊躇された方も、好みの香りと優しいケアにうっとりと目を細めていました。
約1時間、食べて遊んだあとは、いよいよ大正琴の演奏です。なんと総勢9名の奏者さんたちが駆け付けてくださいました。「今日のためにみんな一生懸命、練習していました。」とのお言葉どおり、様々なジャンルの曲を見事に演奏してくださりました。
かぶりつきの席で、鑑賞していた子供たちは生まれて初めて聞く大正琴の音色にドキドキしながらも知っている曲のところでは、しっかり声を出してうたっていました。
子供とおばあちゃん、おじいちゃん、アロマに大正琴、ふだんなかなか経験できない笑顔と賑わいにあふれた2時間でした。特に子供と入居者さんとのふれ合いは、お互いに良い刺激となったようです。心温まる発見や楽しい出会いが待っている「みんなの家カフェ」。次回から毎月第4水曜日開催に変わります。ご来店、お待ちしています!
グループホーム つるさんかめさんの家
https://kenseikaigroup.or.jp/tsurukame/
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