みんなの家カフェ7 月では「プアケアフラスタジオ」の皆さんによるフラダンスが開催されました。

炎天下の中、研修医とともに会場に着くと、玄関でスタッフのバッチを付けた入居者 さんが「こんにちは。中は涼しいよ。コーヒーも200 円で安いよ。さあ、入って、入って」とお声掛けくださり、その優しい雰囲気に、思わず中に引き込まれました。
会場の中では受付で飲み物を聞かれ、1000 円札を渡すとちょっと戸惑うこともありましたが、ちゃんとお釣りを渡してくれました。どこに座ろうかと探していたら別のスタッフさんが空いてる席を探してくれ、また別のスタッフさんが注文どおりのアイスコーヒーと手作りプリンを運んできてくれました。
会場には、呼び込みで入ったと思われる二人連れの方たちと、地域のサークルでチラシを貰ったという方、入居者のご家族、認知症オレンジチーム、まちづくりセンターの方もお見えでした。

席についてしばらくすると、接客係（もと看護師）の方が来られて研修医の肩をマッサ ージしてくれました。「ちょっと肩が凝っているね」と言って優しく首や肩全体を撫でてくれました。彼が研修医であることを伝えると「（病院の治療は）看護師あっての仕事だから、看護師も大事にしてね」と。その表情は、人生で一番輝いていた時を思い出したかのような微笑ましい光景でした。
会場の中にはショートステイを申し込んだ方もいらっしゃって「どんなところか見たいと思って来たんだけど、本当にいい雰囲気でここなら間違いない」と、ご家族もご本人も気に入ってくださっていたご様子でした。


そうこうしているうちに、フラダンスが開演。美しい衣装をまとった女性達が美しい旋律と優雅な動作で、ハワイの情景が思い浮かぶようでした。そして何より素敵な笑顔に会場のみんなが心奪われました。実は、その中に当法人の関連部署の人もいて、忙しい勤務の合間をぬって、練習されてきたんだなあ、と感慨深いものがありました。

お客様に感想を伺うと「また来たくなる空間」「その方の得意なところが見事に発揮されている」「介護職さんの見守る目線があたたかい」「フラダンスが綺麗だった」などなど、好意的な感想が多かったです。