名札と感染対策について
3年前、世界中で謎のウイルスパンデミックが始まりました。
恐怖の中、患者に対応するアメリカの医療チームは、マスクで自分たちの表情が見えないので、大きな笑顔の写真を胸に貼り付けて仕事をしているというニュースを見て、私たちも大至急で名札を作り直すことにしました。
マスクをしていても、胸に貼り付けている大きな笑顔の写真を手に取って患者さんに見せながら自己紹介すると、しっかりと名札を見てくれます。
患者さんも名札を手に取ってじっくりと眺めながら「なんや、あんた医者かいな。三木さん?ふーん。」と言って笑顔の写真を見てくれます。これはユマニチュードの2つ目のステップ(ケアの準備)になると思います。
さて、ここからが大切なことです♪。
手に着用しているプラスチック手袋🧤は不潔と考えてください。
「使用した手袋には、うんこが付いていると考えろ」とも言います。
つまり、手袋で何か処置をしたらその後にすぐ破棄しなくてはなりません。同じ手袋をずっとしたままでパソコンのキーボードやマウス操作をするのは、うんこをそこら中に塗りまくっていることになります。
ウイルスだけでなく、MRSA などの細菌による院内感染対策には、正しいPPEが大切です。常に手指消毒を意識しましょう。