ユマニチュードについて本田先生に聞いた
「ユマニチュードは他のケアと何が違うのか?」
と言う質問をよくいただくのですが、ユマニチュードは現在やっていらっしゃるケアを否定するものではありませんし、現在のケアと組み合わせて取り入れることができるものです。というのも、ユマニチュードは特別の時間を取らずに、日常のケアのプロセスの中で実践できるものだからです。とのこと。
先日、スタッフの退職者面談で、「ユマニチュードはできていましたか?」と質問すると
「ユマニチュードについては疑問を持っています」
「ユマニチュードどころかスタッフはそれ以前のレベルさえできていません」と言う返答がありました。
とても悲しかったです。
コロナ禍の3年間では感染対策が中心になっており、「優しさを伝えるケア」が実践されていなかったのかもしれません。しかし、私はユマニチュードを実行するのに、人間性や教育のレベル等はないと考えています。どのような人であっても実践可能であり、ケアされる人だけでなく、ケアする人も幸せになると思っています。だからこそユマニチュードを選んだのです。
「4つの柱」を学び、「5つのステップ」を実践する。これが私たち法人の方針です。
看護・介護は他者との関わりを持つ世界で最も素晴らしく、美しい仕事なのです。