”緩和ケアにおけるガン栄養療法”の勉強会
本日は、当院のNST勉強会に関西電力病院の緩和ケアセンター長の梶山徹先生に来て頂き『緩和ケアにおけるガン栄養療法』を講義して頂きました。 梶山先生は緩和ケアのメーリングでいつもスライドをおしげもなく提示して下さっていますが、ライブで伺うのと迫力が全く違います。
 
プロとアマの違い チームとグループの違いLIFEの意味など知ってるつもりの言葉でもいざマイクを向けられると皆さんなかなか答えられませんでした。(いつあてられるかわからないので緊張感があったようです。
 
私が印象に残ったのは30歳の舌癌・頚部リンパ節転移の男性患者さんが精神発達遅滞とまで記載されていましたが栄養士さんの根気強い筆談により実は自分でインターネットで治療方法まで調べられるほどのインテリジェンスの高い方とわかった事です。
いつも梶山先生がおっしゃっているように患者さんは、わかってくれると思う人にしか心を開いて話さないという事です。大切な事は、ずっと相手の訴えを聞かせて貰って相手から信頼されることなんだと改めて思いました。それから、栄養療法のギアチェンジの時期です。脱水は、自然のモルヒネとも言われ苦しまないで枯れていくように自然な事、、必要以上に点滴などするとかえって苦しめてしまう事。そして何より梶山先生の若さの秘訣を明かされた事が印象的でした。 女性陣は、早速 実行した方が良いのか悩んでいました。どんな方法か内緒です。参加された方からは今1番聞きたかった事が聞けた。明日からすぐに使えるととっても喜ばれて帰られました。ご参加頂いた皆さまありがとうございました。
 
参加者の声
- 今しかできないこと、もっと声を聞いてDr.は生命を守りたいケアマネは、生活・人生を守りたい。その辺りが、みんなで一緒に目的を同じくして周れるようにしたいと思いました。
- 癌の病期別・進行プロセスでの向き合い方、リスクの一端を学べました。
- 「食べないと死んでしまう症候群」がとても興味深かったです。
- ギアチェンジのタイミングが分かりやすかった。患者さんの希望にこたえていける医療を心掛けたい。