頑張ろう、お互いに。COVID-19
頑張ろう、お互いに。
COVID-19感染症非常事態宣言下での診療方針2020/4/11 Ver.1
当院における私案ですが、ご意見をいたければ、スタッフで話し合ってバージョンアップしていきます。
〔クリニックの外来診療〕
・慢性疾患の一般診療はクリニックで行う。
・出来る限りのゾーニング、トリアージと換気、そして個人防御を必ずする。
・通常の外来診療の中にも感染患者は混じっていると考え、診療の場では手で触るもの全てが汚染されていると考えて個人防御しよう。
・首から上(目、鼻、口の粘膜)に触らないように注意。特に飲食は必ず手を洗ってから。
・この原稿を書いているiPhoneは個人専用で安心ですが、電子カルテなどの共用パソコンのキーボードやマウスは汚染されていますので手袋を外さないでください。
・受診者の少ない外来枠は閉鎖して、クリニックのスタッフは病院勤務とする。
・午後の診療は極力閉鎖して、必要な外来は本院で行う。
・感染の検査を希望する患者には、我々にはできないと言わずに、我々にできる範囲のことをする。SaO2検査と胸部CTを勧める。
・CTで肺炎像がなければ通常の風邪かもしれないが、念のために自宅療養して感染を拡げないように協力をお願いする。
・喉の観察はしない方が良いが、必要であれば防御スクリーンを使用する。
・聴診もしない方が良いが、もし必要なら、窓を開けて風の流れるような換気を十分にした上で背部から行う。患者には壁を向いてもらう。聴診時に大きな息をさせることで飛沫感染が起こるリスクが高くなると考えてください。
〔病院、救急外来について〕
・外傷患者を含め、どんな患者でも症状のない感染者が紛れ込んでいると考える。
・特に救急隊員は感染率が高いという報告があるので、しっかりと個人防御して対応する。
・肺炎の症状がなくても、入院させる前には胸部CTを撮影しよう。もし特徴的な肺炎所見があれば転院先を探すが、おそらくマイルドな症状なら受け取ってくれないだろう。入院させるなら個室隔離とする。
→清掃スタッフ、ケアスタッフの感染ゾーンへの立ち入りは基本的には避け、必要で有れば必ずナースの指示で個人防御の上で一緒に行動する。
→スタッフは院外の咳外来で個人防御のガウンや手袋を外し、かならず手を洗ってから飲食をする。休憩室は、会議室を解放してはどうだろうか?
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