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一般病棟
介護福祉士

猪崎 集也

なぜ私が20年もの間、介護士を続けてこれたか。
その理由をお話します。

猪崎 集也
Interview

インタビュー

南港病院を選んだ理由を教えてください。

小学生の頃、母がグループホームで働いていました。毎日楽しそうにしていて、自分も人のお世話をする仕事をしたいと考えました。しかし家の事情もあって、中学卒業と同時に働くことに。介護の仕事をしたかったのですが雇ってもらえず。なんとか建築会社に就職しました。でも、仕事中に倒れてしまったのです。ずっと悩まされてきた不整脈のせいでした。入院してペースメーカーを入れることになり、会社をやめざるを得なくなりました。唯一の支えが、働きながら取得した「ヘルパー2 級」の資格でした。そこから職安通いが始まりましたが、当時は中卒でペースメーカーを入れているということで、不合格の通知ばかり。そんな中、南港病院だけが就職を認めてくれたのです。

猪崎 集也

念願かなって介護職に就いたわけですが、患者様と接する際に、大切にしていることは?

感情的にならないように。常に穏やかな気持で、笑顔でいるようにしています。なぜかと言うと「自分が楽しそうにしていたら、相手もきっと楽しくなる」。そう信じているからです。私が人見知りだったため、どうすれば他の人から好かれるようになるのか、話しかけてもらえるようになるんだろう。そのことをずっと考えてきたんです。笑顔で接したら、イヤな気分だった人も少しは癒やされるんじゃないか。患者様はもとよりスタッフとの間にも、接しやすい雰囲気が生まれるように、日頃から意識しています。

猪崎 集也

介護士という仕事の魅力は、どこにあると思いますか?

「ありがとう」というひと言をいただけた時ですね。やりがいを感じます。同時に、こちらこそと頭を下げたくなるのです。私はいつも、患者様からパワーをいただいている。助けてもらっていると考えています。元気になって退院される姿を見るのは、介護士として最高の瞬間です。そんな時、うれしさと共に自分も頑張らないといけないと感じます。こうして患者様に助けてもらっているわけです。患者様と自分との間で気持ちが行き交う、想いが循環し、良い結果へとつながっていく。これが介護という仕事のもつ、大きな魅力だと感じています。

猪崎 集也

南港病院へ入職を考えている方にアドバイスをお願いします。

南港病院に入職して、もうすぐ20 年。なぜ、今日まで働いてこれたのか。それは、この病院が大切にしている「相手の気持ちをかなえたい」のおかげと思っています。患者様が願う「最期は自宅で過ごしたい」をかなえるため、職種を超えスタッフが1 つになって頑張る。中卒で心臓病を抱える私を採用してくれたのも、介護の仕事がしたいという私の想いを大切に考えてくれたからでしょう。相手の想いに寄り添う。そんな温かさがあるから20 年間働いてこれたと思うのです。「介護福祉士」の資格も取得することもできました。私なんて、と考えずに、思い切って門を叩いてください。そうすれば、あなたの前にきっと道は開かれるはずです。

猪崎 集也

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